保育士の仕事のやりがい
保護者が怖いとか今どきの子供はかわいくないとか、生意気とか……保育士になることをためらうような意見をたびたび目にする保育士という資格、確かに今どきの子は大人のような言動だったり、保護者が昔よりもずっと厳しい目で保育士を見るようになったという事もあるかもしれません。
待機児童の問題もあり、保育士という資格がクローズアップされる中、保育士の人材不足も問題となっています。
人材が少ない、足りていないという施設が多く、その限られた人材の中で働くことが必要となり、保育士を辞めてしまったりする方も多いです。
また保育士の給与水準が低いという事も大きな問題でしょう。
しかし、保育士というのは本当に魅力ある仕事ですし、人の成長に関わる事が出来るというのは他の業種にはない素晴らしい事なのです。
子供たちに囲まれて過ごす毎日は特別な時間
子供たちはまだ幼く、しっかりと面倒を見ていないと怪我もしますし、気が付くと熱があるなど健康管理にも気を配る必要があります。
でも時に
- 「先生あそこに花が咲いたよ」
- 「赤いトンボが飛んでいるよ」
- 「風がきもちいいね」
- 「虫さんがいるよ」
など、季節を気が付かせてくれたり、大人になってから感じることのなかったことをふと思い出させてくれる事もあるのです。
子供は悲しい、嬉しいという感情表現が豊かなので、保育士の先生が落ち込んでいると、「先生、大丈夫?」と心配してくれたり、いきなりギュッと抱きしめられるなど、思いもよらないようないたわりの時間をくれるという意見もあります。
子供たちの成長を目の前で見ることができるというのは素晴らしいことです。
ともすると、保護者の方々よりも保育士さんといる時間の方が長くなることもあります。
保護者が見る事の出来なかった成長を、ふと、保育時間の中で見ることもあるのです。
人が成長していく事への感動、この保育士という仕事にはかけがえのない美しい時間があるのです。
保育士求人を探す
保育士になるためには国家資格が必要です。
大学や短大、専門学校など保育士養成課程で所定の課程を修了する方法と、保育士試験に合格する方法があります。
一般の大学から保育士になるという場合も、保育士試験を受けることが必要となります。
最近では保育士に特化した求人サイトというのがあります。
これから保育士になりたい、そうお考えの方は一度見てみるとよいでしょう。
保育士、保育所共に、現代増加傾向にありますが、まだまだ足りていない状態です。
例えは子育てと社会復帰の両立を目指す若い世代が増加している川崎市の、待機児童数や保育所の利用状況を見てみると、
- 保育所等利用申請者数は 過去最大の34,743 人に増加。
- 受入枠拡充で、利用児童数も過去最大の 32,296 人。
しかし令和2年4月1日現在で、待機児童数は12人と減少しており、保育士確保できる体制を作ってきました。
参考:川崎市令和2年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について
保育士の資格の将来性
この先、保育士の資格をもって働きたいという方は、保育士という資格は大きな魅力を持っていると思います。さらに需要が高くなっていくため、雇用先も絶えない職業のひとつだと言えるでしょう。
将来自分が結婚し、お子さんが誕生したら、保育士としての知識や技術が大いに役立つでしょうし、復職という面を考えても、非常に有効な資格と考えていいでしょう。