中学校教論について

進路などやる事も多くなる

小学校の教師と同じように、生徒の勉強や道徳などの指導を行う事には変わりありませんが、中学校の教師は部活、また進路指導なども加わってくるので色々とやる事が多くなります。
小学校高学年から中学校にかえて子供たちは多感な年齢となるので、生徒に対して一人一人フォローが必要になりますし、人間関係も複雑になっていくので、心のケアなども必要になってきます。
保護者の面談等に関しても高校への進学等、将来の事を話し合う事が必要となるため、深い話になりますし、部活、面談等、年間を通じて帰宅時間も遅くなるという事があります。

小学校では基本的に、担任の先生が全教科を指導するという学校が多いのですが、中学校になると担当教科の指導と担任しているクラスへの指導もあります。
専門性が高くなり勉強に遅れが出てくる子も多くなるので、試験の結果などに応じ指導する事も重要です。
わかりやすくしっかりと指導できるかどうかという点も考慮しなければなりませんし、生徒の精神的な面もみなければならないため、中学の教師はとても大変な仕事といえます。

子供が少なくなっているけれど、先生は需要がある

少子化により子供の数が非常に少なくなっているという現状がありますが、教師の需要はこの先多くなっていくと考えられています。
学校によってですが、よりきめ細やかな指導ができる学校づくりが考えられているため、少人数指導を行う学校も出てきています。
中学生は思春期世代で難しい所もあり、中学校の教師を避ける教員志望の学生も多いのですが、魅力ある業務であるこという事、またこの先需要がある業種だという事を理解していただきたいです。

また団塊の世代の教師が定年となる事で、一気にその世代が退職するという事もあり、教員採用数についても非常に多くなっています。
活躍の場はこの先、さらに多くなっていくと考えられます。
もちろん、子供たちを指導するという責任ある仕事なので、経験も実績も必要ですし、新人教師はなかなか大変な事も多いかと考えられますが、未来ある生徒たちと一緒に大切な時間を過ごすことができる中学教師はとても魅力ある仕事です。

中学校教師になる、また給与はどうなのか

中学校教師になるためには教職課程のある大学、短大で所定の科目を修了、卒業し、免許状を取得することが必要です。
免許状を取得し、その後、公立学校の教師になるためには、各都道府県が実施する教員採用試験を受ける、また私立学校の教師は、各中学校の教員採用試験を受ける事が必要となります。

給与は私立なのか公立なのかによって違いがありますが、公立の場合、40代で年収700万円を超えるというのが一般的ですし、手当などもしっかりあります。
ただ、部活動の顧問になれば休みも休みでなくなってしまう事が多いですし、残業もかなり多くなります。
労働時間に見合った給料なのかどうかという事が問題視されることもありますが、一般企業から見て、安定的な給与といえるでしょう。