栄養士について

野菜

栄養士は栄養の専門家です

栄養士は、食事の管理を行う職業で、栄養知識を持っている食事に関するプロといっていい職業です。
生きていく上で私たちは毎日食事を食べ、水を飲み、睡眠する事が必要です。
食事は健康に密接な関係があり、最近は栄養素などを考えない食事によって、生活習慣病、また生活習慣病予備群となる方も多く、社会問題となっています。

年代、職業などによって、必要な栄養素も食事の分量も違ってきます。
例えばアスリートなどは1日6000カロリー位食べないと、体力を保てないというスポーツもありますし、お子さんはカルシウムやビタミン等、成長期に必要不可欠な栄養素などがあります。
年代や職業によってどのような栄養素が必要なのかをしっかり考え、必要な栄養素、食事のメニューなどを考えていくことが栄養士の仕事となります。

栄養士は学校や給食センター、お弁当の企業などで働くことが多いです。
最近は健康と食の大切さをよく理解している企業などが、従業員食堂に栄養士さんをつけて管理しているという事もあります。

給食センターなどでは調理に関わる事もあるので、大量に調理する際の衛生などにも気を配る必要がありますし、お子さんが必要な栄養素を考慮し、しかも目にも楽しく、給食をおいしく食べてほしいという事もあるので、栄養以外、見た目に美しいメニューを作るという事も求められています。

病院で勤務する場合、医師や看護師とタッグを組んで、糖尿病患者さんや高血圧症の患者さん、そのご家族などに栄養指導を行う事もありますし、入院患者さんについては様態をみつつ、メニューを変えるなどの配慮も必要となります。
健康に毎日の生活を送っていく上で、栄養士という仕事はとても重要な仕事になります。

栄養士になるためには資格が必要です

栄養士として活躍したいという方は、国家資格が必要となります。
高校を卒業して、その後、栄養士養成科目がある大学、短大、専門学校などで所定の科目を修了、卒業する事で栄養士の資格を取得できます。

就職先としては、学校、病院、福祉施設や一般企業など非常に幅広くなっています。
最近は企業が従業員の健康を管理するという事も重要視しているため、企業内の医務センターなどで栄養指導などを行うために雇用されるということもあります。

栄養士のお給料はどのくらい?

健康のために非常に重要な仕事である栄養士ですが、実はお給料は少々低めで年収250万から400万円位です。
病院などの専門性が高く評価される雇用先では、少しお給料が上がるようですが、それほど高給となる事もありません。

栄養士として資格手当が出るという事は多いようですが、そのほか上のレベルの栄養士系の資格を取得する事で、お給料もプラスされていきます。
例えば栄養サポートチーム専門栄養士などの資格の取得を考えていくといいでしょう。